麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

広東名菜 富徳 青山(港区北青山2-3-1 CIプラザ)

神宮外苑の銀杏並木を散策した後、お腹もすいてどうしようか思案した。
「そうだCIプラザに周富徳さんのお店があったぞ」と思い出した時にはそこに足が向いていた。
道中「レタスチャーハンを食うぞ~」と思いながらワクワクしながら歩を進める。
マンガ「美味しんぼ」の登場人物の一人・周懐徳は、周富徳さんがモデルであると言われる。
経歴としては、新橋「中華飯店」で修行を積み、京王プラザホテル「南園」を経て、「聘珍棲」、「赤坂璃宮」で総料理長を歴任。1993年、「広東名菜富徳」青山店のオーナーとして独立したとされる。
その後、テレビの画面を賑わせたが、料理人でこれほど画面を賑わせた人は居ないだろうと思います。
出演した番組は数知れません。
青山通り側から大きな階段を下りて行くと右側にお店が見えてきます。
お店の前に置かれているお品書きを見て「ランチ \2,100」を注文することにした。
その内容は「玉子のスープ」「前菜三種」「30種類の料理から三種をお選び下さい」「鮭チャーハン」「杏仁豆腐」のボリューム満点で非常にリーズナブルですよ。
10分くらい待つとテーブルに案内された。
直ぐに、箸とお絞り、中国茶とメニュー運ばれてきた。
三種類を選らびます。
定番の「海老チリソース」「白身魚の蒸し物」「烏賊の炒め物」の三種類を頼んだ。
直ぐに「玉子スープ」が運ばれてきた。
濃厚な旨みが口の中に広がり実に美味い。
空腹の胃に旨みが刺激を与え食欲が一気に高まる。
前菜三種もりが運ばれてくる。
竹の子、チャーシュー、鳥のレバーであります。
どれも素材の味を殺さずに、しかし旨みを引き出す味付けがしてありこれも美味しいです。
次に「白身魚の蒸し物」が運ばれてきた。
白身は鱈だと思われますが、やわらか過ぎず丁度よく〆られた白身が非常に美味しく手が加えられている事が解る。
いんげん、黄韮、葱、ニンジン、マッシュルーム、しめじが丁度よいバランスを保ち魚を引き立てています。
「烏賊の炒め物」は丁度よく火の通った烏賊の歯ごたえが素晴らしい。
酸味と辛味のあるソースと白髪葱と烏賊との相性が素晴らしく美味しいです。
お店の方が「本日の料理の一番のお勧めで、非常に美味しいと思います」と付け加えていった。
確かにその通りでありました。
最後に中華の定番「海老チリソース」の登場です。
日本人ならほとんどの人が食べるメニューだと思います。
これも、完成度が高い仕上がりで、文句のつけようが無い味でした。
直後に周富徳さん世に広めたとされる「塩鮭チャーハン」の登場です。
確か「美味しんぼ」でも題材になったように記憶するが、定かではない。
パラパラチャーハンがふんわりと盛られています。
取り皿に取り分けて一口、口に運ぶ。
パラパラご飯に塩鮭の塩味が満遍なく行き渡り、全体に旨みが広がる感じです。
これは美味しいです。
それぞれを堪能し終わると、杏仁豆腐のブルーベリー風味が出てきて終わりとなりました。
流石に味を極めてきた人のお店で、どれも、非常に完成された料理になっている。
それぞれの料理に蓄積された拘りと中華の真髄を見た感じがする。
美味しかったです。

 

お店HP ⇒ http://www.tomitoku.com/
  お店
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  中国茶と玉子スープ
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  前菜三種盛り(竹の子、チャーシュー、鳥レバー)
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  白身魚の蒸し物
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  烏賊の炒め物
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  海老チリソース
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  塩鮭チャーハン
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  杏仁豆腐
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  ポストカード
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