麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

室町 砂場(中央区日本橋室町4-1-13) ※木鉢会

2008年私の最後の蕎麦である年越し蕎麦は『室町 砂場』を訪問した。
午前11:15分頃にお店に着いたが、すでに100人位の行列です。
日にちが日にちだけに仕方ないと割り切って並んだ。
朝のテレビで神田藪蕎麦が報道されていたが、本日一日の売り上げは一千万円の売り上げらしい。
飲食店では凄まじい金額ですね。(一人当たり2千円として5千人、こんなに捌けるんですね。)
『室町 砂場』さんは江戸末期、高輪の魚籃坂に暖簾を出したのが始まりで明治二年に現在地に移転した。現在は5代目村松毅さん(40)が、名代の暖簾を守る。
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ほぼ1時間程並んでお店の暖簾を潜った。
そして、席に案内される。
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お品書きを見るまでも無く、連れはここの名物の『おかめそば』を、私はこれまた名物の『天もり』を、そして『玉子焼』を頼んだ。
最初に『玉子焼』が運ばれてきた。
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ふんわりとして出汁が味付けに使われた事がわかる色合いです。
箸で割って味付けされた大根おろしを載せて口に運んだ。
熱々でうっすらと砂糖の甘みがあり、出汁が丁度よい。
美味いです。
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次に『天もり』が運ばれてきた。
蕎麦は細くサラッと盛られている。
小鉢の中に熱く濃い汁が張られ、芝海老と小柱の掻き揚げが浮いて出てくる。
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その汁に細く打たれたサクッとしたコシの蕎麦を浸してから啜る。
温かい汁に冷たい蕎麦が美味いですね。
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掻揚げを箸で割り蕎麦と一緒に啜る。
芝海老と小柱が旨みを出し、そばと一緒になって素晴らしく美味い。
非常にレベルの高いお味です。
次に『おかめそば』です。
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『おかめそば』は江戸時代からの名物で、「傍目八目」にかけ、八品目の具を使っている。
具を目(蒲鉾)、鼻(海老)、頬(椎茸)、口(玉子)、リボン(湯葉)に見立てているらしい。
伝統の『おかめそば』も美味しかったらしい。
2008年の最後を締めくくる蕎麦にふさわしい蕎麦でした。

 

本年1月12日に当ブログを開設し、趣味と麺のお店を中心に情報発信してまいりました。
沢山の方々に訪問いただき非常に感謝し、2009年も更に精進したいと考えております。
ご訪問いただいた皆様方の、ご健康とご多幸をお祈りし2008年の結びとさせていただきます。
よい年をお迎えいただく事を、心よりお祈り申し上げます。