麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

手打そば 蔵(宇都宮市泉町7-13)

宇都宮駅西口を出て大通りを栃木県庁方面に進み、しばらく行った右手の飲み屋街の中にあるお店です。
お店は明治時代に建てられた大谷石の土蔵造りで、店内も趣向を凝らしたつくりとなっている。
玄関の右側には蕎麦打ちの部屋があり、この日も奮闘した雰囲気が立ち込めていた。
六人掛けの木のテーブルに座りお品書きを見る。
十割蕎麦をお願いしたが、今は打っていないと言われる。
しかし、新そばで打っているので、二八であるが香りは十割とさほど変わらないと言われ、『木鉢(もり)そば』を頼んだ。
座った席から厨房の様子が少しだけ見える。
大きな釜に蕎麦をパラパラッと入れて、静かに丁寧に掻き混ぜる。
1分立つか立たないのうちに笊で掬い上げ冷水で〆ていた。
笊にふんわりと丁寧に盛り付ける様子が見えた。
その後、目の前に出された。
蕎麦はピンとした感じが見た目でわかる。
そのまま啜るが、表面は少しのざらつき感があるが、非常に密度の高いコシが歯に伝わってくる。
そのまま噛み締めると、薄っすらとした香りが鼻を抜けてゆく。
濃い目のつゆに浸してから啜ると、更に蕎麦の美味さが底上げされる。
山葵を下し金でこすり蕎麦にちょこっと乗せて、山葵の乗った蕎麦をつゆに三分の一ほど浸してから啜る。
良い蕎麦ですね。
営業時間は午前11時30分から、中休み無しで深夜12時まで営業している。
宇都宮の素晴らしい蕎麦屋さんでした。

 

  土蔵造りのお店
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  お品書き
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  お品書き
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  木鉢(もり)そば
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  二八そば
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  二八そば
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  生山葵
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  薬味&箸休め
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