麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

谷中界隈を散歩する : 2008_10_12(SUN)

三連休の真ん中の日曜日に谷中にお散歩に出かけた。
今日は電車で千代田線千駄木駅で下車した。
一番出口から地上に出て団子坂下交差点を『さんさき坂』方面にわたりそのまま進む。
千代紙屋さんや菊見せんべいさんの古い佇まいを見ながら進む。イメージ 1

 

左手に大円寺の菊祭りの賑わいが見えてくる。イメージ 2
山門を潜り境内を一回りしたが、それ程大々的でも無いので、そのまま出た。イメージ 3

 

『さんさき坂』を来た方向に戻り『へび道(旧藍染川)』に左折し何処までも行くと、明治28(1895)年創業の染物店『染物 丁子屋』さんが右手に見えてくる。
イメージ 4正絹の反物や、反物の染め見本の布を利用して作られた和雑貨が並ぶ。手ぬぐいやのれんなど、和小物も多数扱う。向かい側にも古い建物が建ち良い感じであります。イメージ 5イメージ 6
ここに来た本当の目的は、『染物 丁子屋』さんのお隣の『根津 鷹匠 (ねづ たかじょう)』さんの蕎麦を食べる事だった。しかし、入り口の門に立て札が『只今、満席となっておりお店の中へのご案内は出来かねます。時間帯をずらして御出でください。』と書かれている。
何と悔しい事か、わざわざ電車で訪問したのに。

 

直ぐにスイッチを切り替えて、『へび道(旧藍染川)』を戻り『よみせ通り』にすすむ。

 

イメージ 7『さんさき坂』に出たところに『そば大島屋』さんがあるのだが、そこにも目もくれず先に進む。
次の目的は『谷中銀座』及び『夕やけだんだん』であります。
既に、2時半を回り空腹感は極まりつつある。
いよいよ『谷中銀座』に右折です。
うわ~ 賑わってますね。
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夕やけだんだん』に向かって進むと『肉のサトー』さんの前に行列があります。
何だろうと覗き込むと、谷中名物「谷中メンチ」の行列でした。
おお~ 美味しそうです。
私のお腹は更に空腹に。
更に進むと右手に『手打うどん かみやうどん』の看板が見えた。
我慢できずに入店、叔父さんが一人で切り盛りしている。
お店の中は雑然として、少し心配になった。
しかし、お店の外には『みのもんた』『いしちゃん』などが取材に来ていて、TVに何度か紹介された実績が広告されていた。
とりあえず、ビールを注文し一品物は掻揚げのみでしたので掻揚げを一人前頼んだ。
とにかく煩雑であります。
ビールがトンとカウンターに置かれグラスに移して飲むが、冷えたビールは美味い。
しばらくすると、直径15~20センチはある大きな掻揚げが出てきた。
真ん中に包丁が入れられている。
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熱々に塩を付けながら食べるが、玉葱が甘みを出して美味いです。
続いて日本酒を頼んだが、常温でも良いか問われOKと返事するとコップ酒で出てきた。
掻揚げに合います。
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席に着くなり『レタスうどん』を勧めていたので、妻は『レタスうどん』私は『もりうどん』を頼んだ。
『レタスうどん』は沸騰した汁に木耳とレタスを放り込み、溶いた玉子を流し込み卵とじにした物です。
胡椒を振ると美味しいと言われ、途中から胡椒を振って食べていました。
美味しいとの事であります。
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『もりうどん』はつるつるの細めのうどんです。
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食感は水沢うどんのような食感でしたが、店主に何うどんか尋ねると、独自のうどんだという。
ブランドが嫌いらしく独自の道を歩むとの事でありました。
汁は白醤油の透明なお汁で鰹や昆布出汁が利いて美味い汁でした。
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雑然としたお店にはちょいと閉口しますが、お味はまあまあでした。
少しお腹が落ち着いて更に『夕やけだんだん』に向かって歩きます。
賑わいは続き正面にいよいよ『夕やけだんだん』が見えてきた。
その手前右側に『ちょんまげいも たまる』さんが見える。
このお店もTVでよく紹介されているらしく『いしちゃん』の写真などが貼られていた。
お土産に『ちょんまげ芋 ゴマ』の白・黒を2本づつお願いした。イメージ 15
いよいよ『夕やけだんだん』を登り日暮里駅が近くになってきた。
駅手前の路上では和太鼓の演奏が行われていた。イメージ 16
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駅まで行き、そこから谷中霊園の中を通り『徳川慶喜公墓』を見て上野の山に出た。
イメージ 18イメージ 19
上野公園の陶器市を見て日比谷線上野駅に向かった。
午後から約5時間の散歩でした。