手打ち蕎麦 さらしな總本店
中野へ用事が出来て出かけたついでに、手打ち蕎麦 さらしな總本店へ訪問しました。
以前に何度か訪問した事があったが、あれからだいぶ時間が空いている。
蕎麦のレベルがどうなっているか、期待するところです。
お店に入ると一階は満席で、二階に案内される。
靴を脱いで座敷に上がるが、テーブル席なので安心です。
お品書きを見て、久しぶりに「田舎そば(生粉打ち)」の大盛りを食べてみることにした。
自家製粉 粗挽きの挽きぐるみ粉を使用と書かれている。
そして、田舎そばが出される。
笊にドサッと蕎麦が盛られている。
しかし、蕎麦というものはど真ん中から手繰るのが習わしです。
盛り付けるときに、下から何回かに分けて盛り付けるからです。
傍から手繰ると蕎麦が絡まり、さっと手繰る事が出来なかったりするからです。
蕎麦にズームしてみると、粗挽きの蕎麦粉には蕎麦殻や蕎麦の実の芯が混ざり、蕎麦切りされた表面はざらつき感がある。
蕎麦粉100%で打たれているが、しっかりと圧縮されて角も出ている。
見るからにいい蕎麦です。
ど真ん中の蕎麦を手繰ってそのまま啜る。
蕎麦を噛み締めると、蕎麦の甘みと豊かな穀物の香りが鼻を抜ける。
蕎麦の醍醐味が味わえた気分です。
濃いめの江戸汁に蕎麦を三分の一ほど浸して、一気に啜る。
蕎麦汁と田舎そばが渾然となって、美味いですね。
蕎麦に山葵を乗せて、蕎麦汁に少しだけ浸して啜る。
これもいいね。
食べ応えのある蕎麦と山葵と江戸汁が実に良く合います。
久しぶりに美味しい蕎麦でした。