2008-02-24 『巷の美食家』 開高 健 #読書 『巷の美食家』 開高 健 食べ物についていろいろな角度で開高節が炸裂しております。世界中を旅して最高の食と酒からゲテモノまで、作家の視点と冒険家の視点で薀蓄が書かれています。 『食べる』の項の文章は、『「暗夜航路」の一説には女の事を形容して「どこか遠い北の国で取れたカニを思わせるようなところがあった」とあった。』と書かれています。この一説を果てしなく展開し、そして、カニの事を素晴らしい文章で表現する。そして、その意味を表すのでありました。興味のある方は是非、面白い本ですよ。