麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

蕎麦 阿き津(埼玉県北本市高尾6-248)

国道17号下り線から312号に左折し57号を右折しどんどん進んでゆくと、隠れ家のようにひっそりと趣のあるお店があります。
門を潜ると駐車場があり、更にくぐり戸が見えます。
そのくぐり戸を潜ると石段があって、その石段を登ると玄関にたどり着く。
玄関の右脇にはガラス張りの蕎麦打ち部屋がある。
玄関の引き戸をあけ、靴を脱いでお店に上がる。
暖簾の向こうの部屋に入るとテーブルが3席で、大きなガラス戸の向こうにはすばらしい庭が見えている。
私が入った事に気付かず、なかなか注文を聞きに来ませんでしたが、お隣の食事を運んできたときに気付き、直ぐにお品書きがテーブルに出された。
迷った挙句『おろしそば』しらかば大根と黒七味(付けそば)を頼んだ。
しかし、大きなガラスサッシの向こうの雨にしっとりと濡れた庭園は素晴らしく綺麗であります。
画像ではわかりませんが、寒桜が葉の落ちた枝にしとやかに咲いている風景は詫び寂の何もでも無いように感じた。
庭を眺め感心ひとしきりしていると、しらかば大根と黒七味(付けそば)、お汁、薬味が運ばれてきた。
直ぐに蕎麦も運ばれてくる。
『ざるが上げ底になっております』と告げられる。
先ずは、手打の蕎麦をそのまま啜る。
いい香りが鼻に抜けシコシコとした歯ざわりが何ともいえない。
北海道幌加内産の石臼挽きそば粉で打たれた少し緑がかった蕎麦は流石です。
信州しらかば大根の盛られた椀に汁を注ぐ。
汁のところに手打された蕎麦をちょんと付けて啜る。
汁は鰹の風味を前面に出した濃い目のものです。
汁と蕎麦との愛称はバツグンです。
絡み大根と一緒に啜る。
素晴らしい蕎麦ですね。
美味いです。
大根の辛味が舌をピリピリさせて黒七味の風味があまり感じられないが、つるつるシコシコの蕎麦とのコラボは絶品でした。
最後に白濁した蕎麦湯をお猪口に注ぎ葱を入れて黒七味を振ってから飲んだ。
今日の蕎麦は満足でした。

 

蕎麦 阿き津!

  お店
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  お品書き
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  庭園
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  辛味だいこん、薬味、汁
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  葱
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  しらかば大根と黒七味
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  『おろしそば』しらかば大根と黒七味(付けそば)
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  蕎麦湯
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