麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

三たて蕎麦 やじま(埼玉県川越市谷中66-1)閉店

川越市の中心から外れた、田んぼんの中に位置するような場所にあるお店です。
自家栽培・自家製粉 手打・十割蕎麦 農家の店 三たて蕎麦 やじま
これが正式名称なのかもしれません。
青い暖簾の右脇には蕎麦打ちの部屋が見えています。
その暖簾を潜り店内に入る。
シンプルで小奇麗なお店は、小さなカウンターと、小上がりにテーブルが六卓です。
小上がりの比較的外光のやわらかい場所を選んで座る。
お品書きを見て「十割せいろ 大盛り」を頼んだ。
直ぐに湯飲みに蕎麦湯が注がれたものを運んでくる。
しばし、蕎麦湯を飲みながらお店の案内書きを読む。
先ずは、三たての薀蓄。
そして四たてが最高の蕎麦と書かれている。
挽き立て、打ちたて、茹でたて、収穫したて、だそうです。
次に、天ぷらと温かい蕎麦は出していないと言う事。
八品目だけで本物の蕎麦を食してほしいとあります。
そば粉についての説明は、打ち粉を含めて自家栽培である事。
約3haの畑で栽培し毎日石臼2台にて自家製粉している。
「当店のせいろ1枚は、平年作で畳一枚の面積から収穫されたものです」と書かれていた。
なんだか凄く有難い物に思えてきました。
と、そんな事を思っていると運ばれてきた。
丸抜きを石臼挽きした粉と水のみで手打をした細切です。
白めの手打蕎麦をそのまま啜る。
これは香りが高い。
素晴らしくいい香りです。
シャキッとしたコシが非常によく、のど越しもまた良い。
そして汁に三分の一ほど浸してから啜る。
濃い目の鰹出汁の利いた汁が蕎麦と渾然一体となり素晴らしく美味いですね。
更に山葵をチョコンと乗せて汁に浸してから啜る。
美味いです。
葱を猪口に落として啜る。
この蕎麦は今年食べた蕎麦の中でも、私の中では上位に位置します。
素晴らしい蕎麦でした。
最後に蕎麦湯を猪口に注いで飲み干す。
最後まで美味しかったです。

 

やじまさんのHP ⇒ http://www2.odn.ne.jp/soba-yajima/

 

  お店
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  メニュー
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  十割蕎麦
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  十割蕎麦
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  十割蕎麦
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  十割蕎麦
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  薬味
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