麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

賀茂鶴 純米酒(賀茂鶴酒造株式会社)

元和9年(1623年)に創業された老舗の酒蔵であります。
酒屋さんを物色していると、純米の文字が大きい一升瓶を発見。
よく見ると「賀茂鶴」と書かれている。
どこか引っかかる名前と思いしばし考えると、確か「横山大観」が飲んだ酒ではなかったか記憶のどこかに少し蘇える。
そうなったら買うしかない。
自宅に帰ってから本を開き「横山大観」を調べたところ、ある時期まで「賀茂鶴」を愛飲していたが、その後昭和15年からは広島の「醉心」一本やりであったらしい。
横山大観」は八十近くまで一日一升を飲み続けた。
朝二合、昼三合、夜五合で来客が来ると更に増えたらしい。
桁外れな酒豪であったのである。
話はそれたが、ラベルで見るとおり常温か冷がお勧めなので、冷蔵庫で冷やす。
賀茂山系に降った雨が、15年の歳月をかけて湧き出した伏流天然水を使用した日本酒は天下の芳醇と言われる。
平目の刺身と熱い鍋をつつきながら「賀茂鶴 純米酒」を頂いた。
端麗辛口の「賀茂鶴 純米酒」は鍋で暖められた喉を冷ややかに通り過ぎ、その後には芳醇が残る。
美味しい日本酒でした。

 

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