麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

手打そば 鴨や天童(千葉県市川市市川南3-3-21)

「市川一茶庵」の流れを汲む蕎麦屋「手打そば 鴨や天童」さんを訪問した。
お店の暖簾を潜ると直ぐに大きなテーブルが一つ、8人くらいは座れそうなものです。
右側は厨房になっていて、大なべがチラリと見えます。
真正面に進むと座敷に座卓が三つあります。
一番奥に陣取りお品書きを眺める。
迷いましたが、今回は「せいろ 大盛り」を頼んだ。
連れのほうは「山かけそば(大和芋の卵仕立て)」をお願いした。
「山かけそば」が先に運ばれてきた。
想像していた物とは違う全面山吹色の山かけで覆われて蕎麦が見えない。
正方形の海苔が何枚か重なり中央に浮いてアクセントになっている。
熱々の汁に山かけがかけられ中から蕎麦を掬いながら啜っていたが、汁はしっかりとした味付けで美味しかったらしい。
なかなかの演出であります。
次に「せいろ 大盛り」が運ばれてきた。
そのまま啜ると玄蕎麦の香りがしている。
コシは非常に強くざらつき感のある蕎麦は美味いです。
濃い目の汁に三分の一ほど浸してから啜る。
一段と美味さが底上げされる。
山葵と葱を使いながら変化をもたせて食べ進むが非常に美味い蕎麦でありました。
柚子が一切れと蕎麦湯が運ばれてくる。
古伊万里と思われる蕎麦猪口に残った葱と山葵を入れて蕎麦湯を注ぐ。
口を付ける前に柚子を落とし良くかき混ぜてから啜る。
最後の蕎麦湯まで美味いです。

 

  お店
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  お品書き
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  山かけそば
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  山かけそば
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  せいろ 大盛り
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  汁と薬味
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  蕎麦
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  蕎麦
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※ここのお店は蕎麦以外の料理も非常に豊富です。お酒を好まれる方には愛されるでしょう。
店主は日本料理店で修業を積まれた方らしく味は確かであるとの事です。