手打そば 喜久井町 中村屋
東京メトロ 東西線 早稲田駅の2番出口を出て、牛込柳町方面に坂を登って行くと左側にお店はあります。
この蕎麦屋へ訪問したのは、去年の大晦日です。12月31日に中村屋さんで蕎麦を食べてから穴八幡宮へお参りし「一陽来復御守り」と「えと鈴」を授かってきた時のお話です。
お店に着いて、10分も外で待つと店内へ案内される。
店内は満席状態で、てんやわんやのオペレーション状況がよく分かる。
こんな時は、腰をすえて流れに任せるのが得策と踏んで、ビールとお酒と地鶏焼きをお願いした。
ビールで喉を潤してから、最初のカップ酒は千葉の「福祝」です。
冷えていることもあると思うけど、凄く飲みやすくて美味しいね。
そして、安いですね。
良心的な価格設定が嬉しいです。
蕎麦は、私は「せいろ」、相方は「とろろせいろ」をお願いした。
お酒を飲みながら蕎麦を待つ。
きんぴら牛蒡がお酒に合いますね。
蕎麦前の地鶏焼きがなかなか出てこない。
大晦日の書き入れ時なのだからと思っていると、お店の方が「お待たせして申し訳ない。熱いうちお召し上がりください」と言いながら、地鶏焼きがデーブルに置かれる。
「福祝」を飲み終えたので「純米吟醸 上喜元」をお願いした。
言わずと知れた、山形の銘酒です。
喉越しが良いね。
地鶏焼きに抜群に合います。
地鶏焼きと上喜元を楽しんでいると、蕎麦が運ばれてきた。
不揃いの蕎麦切りだが、不揃いも味があっていいでしょう。
相方のとろろせいろもいい感じ。
蕎麦の〆かたが、ちょっと弱いようにも見えるが、この時期は仕方ないね。
一口、そのまま啜る。
蕎麦のふくよかな香りが、鼻を抜ける。
辛汁に三分の一ほど浸して、一気に啜る。
蕎麦と蕎麦つゆの融合。
美味いですね。
半分ぐらい蕎麦を食べたら、七味を試す。
ピリッとした辛さが、合いますね。
紅葉おろしがあれば、なお良いのだけれど関東では紅葉おろしを出すお店は稀です。
蕎麦を食べ終えたら蕎麦湯を猪口に注ぐ。
蕎麦は体を冷やす作用があるので、最後の蕎麦湯はこの上なく美味いですよね。
作法のように蕎麦湯を堪能して、ご馳走さまでした。
いつかまた、訪問してみよう。