麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

信州戸隠高原 大久保の茶屋 元祖手打そば(長野県長野市戸隠豊岡2764)

創業文化二年の老舗が伝統の「霧下そば」を提供してくれるお店です。
お昼に少し前の時間帯に長野市内から戸隠高原に向かう。
上り坂を進むとループ橋があり、そのあたりから雪景色に一変した。
4WDの車で力強く坂を上る事、約20分位でお店に到着。
茅葺の屋根に雪がかぶり趣があります。
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車を降りて暖簾をサッと潜ると広い土間があり、畳敷きの部屋が眼前に広がる。
左側の囲炉裏端は先客に押さえられていたので、奥の座敷に上がると少し立派なテーブルがあり、そこに陣取った。
テーブルの上のお品書きを見ていると、野沢菜とお茶が運ばれてきて、私は「天ざるそば」同僚は「山菜たぬきそば」をそれぞれ頼んだ。
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私の後ろに振り返ると、昭和五十三年十月十四日「今上天皇陛下御用達」と書かれた板の裏には、ガラスケースに収まった笊と蕎麦の食器が見える。
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そして、奥の雪見障子の向こうには真っ白な雪がみえる。
いい感じであります。
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そして「山菜たぬきそば」が運ばれてきた。
ピカッと輝いた蕎麦が汁に浸って美味そうだ。
角がカッチリと立っている。
美味そうだ。
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次に「天ざるそば」が運ばれてきた。
盛蕎麦に天ぷら、そして三菜が添えられている。
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蕎麦は戸隠独特の盛り付けである。
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そして角が直角に出て見た目に美しいそばです。
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そのまま啜ると、カッチリとした蕎麦の噛み応えはバツグンです。
蕎麦の香りが口の中に広がりかみ締めると甘みが広がってくる。
「霧下そば」独特の美味さだろう。
少し太めで噛み応えは抜群です。
喉越しも大事なのですが、こういう太目のかみ締める蕎麦も好きです。
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薬味を添えながら汁に潜らせて啜る。
美味い、美味い!!
天ぷらもカラッと揚がって問題なしです。
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素材の味を殺さないように揚げられていますね。
そして、蕎麦をちゃんと引き立てています。
最後に箸休めの山菜を摘んで蕎麦湯を啜る。
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美味しい蕎麦でした。