麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

そば茶房 さいや(鴻巣市大間532-1)

JR鴻巣駅西口側にある手打の十割蕎麦を提供するお店です。
白を基調としたこじんまりとしたお店です。
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白い暖簾を潜りお店に入る。
お好きな席にどうぞと言われ、一番奥の蕎麦打ちの部屋の前に陣取った。
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お品書きを見て「田舎」と替えざるに「せいろ」をお願いした。
蕎麦茶と蕎麦のかりんとうが置かれた。
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お品書きを開いてゆくと食材の産地が明記されている。
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こだわっていますね。
じ~~~っと時間をつぶしていると「田舎」が運ばれてきた。
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目の前に出された蕎麦の色、盛られた感じを見ると、食べる前から熟練した技が見えるような気がする。
そして近くに見るとしっかりと打たれた蕎麦であることがわかる。
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カッチリと角が立っていて星が満遍なくちりばめられている。
一口そのまま啜る。
素晴らしい香りが鼻を抜けてゆく。
そして、コシが歯に伝わり、甘みが喉の奥に消えてゆく。
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非常にレベルの高い蕎麦であります。
ついで「せいろ」が運ばれてきた。
タイミングは悪い。
「田舎」を食べ終わるのを待ってから茹でられた様で、間が空きすぎた。
しかし、目の前に置かれた蕎麦はこんもりとしてコシの強さを見る事ができる。
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そのまま啜る。
素晴らしいコシであります。
蕎麦の香りも十分に残し角のたった蕎麦は流石です。
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汁に三分の一ほど浸してからすする。
少し甘みを残した濃い目の汁は、蕎麦粉密度の高い蕎麦に素晴らしくあっている。
歯が立たない位、凝縮された蕎麦は素晴らしく美味いです。
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久しぶりに打ち手の拘りと魂を感じる蕎麦をいただきました。
美味しかったです。