麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

#ノンフィクション、エッセイ

禅と食 「生きる」を整える(枡野俊明)

寺の住職でありながら、大学教授や庭園デザイナーなど様々な肩書きを持つ枡野俊明氏の「禅と食」を読む。 食事を作る事、食べる事、そのすべてが「修行」であり、「生きること」そのもなのです。 このコピーを読んでこの本を買おうと思ったのでした。 仏教が…

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

戦後日本の食文化とラーメンの歴史を綴った本。 日清食品の創業者、安藤百福の話から始まる。 安藤百福が戦後の闇市で見た支那そば屋の光景から、チキンラーメンの創作が始まる。 産業革命と食文化の変化に対応し、今のチキンラーメンやカップヌードルがある…

味憶めぐり 伝えたい本寸法の味(山本一力)

山本一力の「味憶めぐり 伝えたい本寸法の味」を読んで見た。 本寸法の味というタイトルに惹かれた。 目次を見ると小洞天から始まるのも良い。 山本一力さん目線で書かれた味憶。 良いですね。 人それぞれの感じ方があるわけですから。

家でも、店でも、自家製しよう! Vol.2

本屋さんでこの雑誌が眼に止まる。 たまには洋食を自家制しても良いなと考えて購入。 お洒落な料理が書かれているが、ハードルが高いな。 ラーメンも書かれているけど、これはコストが掛かり過ぎ。 スープを仕込むだけで、どれだけ費用が掛かるのでしょう。 …

麺と日本人(椎名誠)

椎名誠=選と書かれたこの本は、食通達の麺についての短編を集めた本です。 椎名誠の麺好きは「すすれ! 麺の甲子園」という本でも理解しておりますので、この 本の帯を見て即購入です。 「立ち上る湯気に蘇る思い出」良いキャッチコピーですね。 内容は椎名…

立ち食いそば名店100 首都圏編 ポケット

「つゆまで飲み干したい!本当にうまい200杯」と表紙に書かれているが、味は実際に自分で試してみる事が大事だろう。 人によって好みも分かれるし、その時の体調によって味は変化する。 しかし、今程食文化が多様化してない時代は、首都圏のファーストフード…

立ち食いそば図鑑[ディープ東京編]

一つ一つの素材は吟味されているが、安さが優先する素材。 そんな素材の組み合わせが、この上ない美味さへパズルのように合体された立ち食いそば。 江戸時代の屋台から続く立ち食いそばの味の歴史は本物なのだろう。 訪問してないお店を訪問してみようかな。

散歩とカツ丼―’10年版ベスト・エッセイ集

ちょこっとエッセイ集を読んでみます。 食事に係ったエッセイも入っていて面白い。 藤原美子氏(エッセイスト・筑波大学付属視覚特別支援学校講師=心理学)の「もし」の世界でが面白い。ヒラリー・クリントンの件が特に良いですね。 熊沢依子氏(『随筆春秋…

dancyu 日本酒クラシック2月号 日本酒ロックス3月号

日本酒クラシック2月号 日本酒ロックス3月号 dancyuもやりますよね。 2月号 「生酛を語る」良いですね。 生酛好きです。 特に「大七」 「お好み焼き血風録」池波正太郎先生は、お好み焼きを日本酒で楽しんでました。 私もこの食べ方は好きです。 3月号「軽…

孤独のグルメ 巡礼ガイド

何ヶ月か前に本屋で物色していると、こんな本を見つけて購入してあった。 久住さんの巻頭インタビューで始まる。 そして、Season1~3のドラマで放映されたお店と内容が説明されている。 来年は気になるお店を何軒か回ってみよう。 先日は吉祥寺の「カヤシマ」…

イスラム飲酒紀行(高野秀行)

本屋で物色していると、異彩を放つ本を見つけた。 高野秀行さんの「イスラム飲酒紀行」である。 お話は2007年の旅から始まります。 2007年はイラク戦争も終息に向かっている最中の時代ですね。 飲酒が日課の著者が、飲酒の禁止されている国の表と裏を体験す…

ぴあMOOK 首都圏版「おいしい蕎麦の店」

こんな本を購入し、眺めています。 まだまだ訪問していないお店や、新たにオープンされたお店が掲載されているが、 半分近くは訪問した事のあるお店でした。 しかし、美味しい蕎麦屋は見た目で解りますね。 そして、訪問してみたいお店も有りました。 何時か…

そばを究める 蕎麦春秋 Vol.31

蕎麦の冊子を開いて、新蕎麦への思いを馳せる。 体に余裕がなく、思い切って行動出来ない。 少し体を休めないと、五感が働かない。 しかし、休む間もなく時間だけが過ぎてゆく。 ああ~ 今日もこれからお出かけだ。

サライ(心づくしの日本酒)

サライに日本酒の特集が組まれていました。 勿論、ゲットですよ。 有名酒蔵の紹介やお酒に合う料理など興味を惹かれる記事が記載されています。 飲みたい酒がまだまだ有るな!

シネマ食堂 飯島奈美

2007年8月に連載「シネマ食堂」が週刊誌「AERA」でスタートしましたが、その連載をまとめた本 です。 シューシャンクの空にのアップルパイ、ゴットファーザーⅢのトマトソースのパスタなど興味を惹く。 因みに、ゴットファーザーⅢじゃ無く1で長男のソニーが…

新しい天体(開高健)

久しぶりに本の更新です。 この本は故開高健先生の食紀行小説「新しい天体」 官庁の余った予算を発展的・前進的に消化するため、相対的景気調査官を任命し全国の旨い物を食尽す という内容。 全国各地の旨い物の表現は、素晴らしいの一語に尽きる面白い本で…

おとなの週末 最新の旨い麺が全国で250軒

まだまだ訪問していないお店が沢山有りますね。 蕎麦屋は11軒のお店に訪問した事が有りますが、それ以外は殆ど訪問した事が有りません。 東京は広いですね。 参考にしたいです。

初ものがたり(宮部みゆき)

宮部みゆきさんの本を紹介するのは初めてです。 時代小説や現代小説など幅広く活躍中ですね。 今回の本は時代小説なのですが、食の表現が素晴らしいと言う事で読んでみる事にしたのでした。 ですから、私のブログのカテゴリーの食の本に属させました。 実際…

新しい日本酒の教科書(dancyu)

こんなもの買っちゃいました。 戦後から現代までの日本酒の変遷が分ります。 そして、気になるのは「冷たい日本酒のおいしい愉しみ方」ですね。 燗酒も良いけれど、食事と一緒なら冷たいお酒が美味いです。 私は基本的に醸造アルコールの添加されていないも…

全日本 食えば食える図鑑(椎名誠)

暫く前に購入し読んだのですが、所謂 地方独特の食べ物を著者が食べ歩くと言う本です。 最近は「ケンミンショー」と言う番組で、色んな地域の食べ物が白日の下にされている。 しかし、著者の目線で紹介される文章は実にユーモラスで時には食欲をそそるのです…

もの食う人びと(辺見 庸)

平成9年に初版発行された「もの食う人びと(辺見 庸)」という本を紹介します。 現在の先進国やそれに準ずる国では、飽食が文化とし定着しているが地域紛争や飢餓に苦しむ国が ある事も事実。 そんなギャップをえぐり出すと言う事ではなく、世界のあらゆる…

明治洋食事始め とんかつの誕生(岡田哲)

幕末から明治維新への近代化の中で、料理も「料理維新」と称して近代化が進んだのであります。 文明開化を旗揚げした明治政府は日本を急速に変化させていった。 しかし、近代化し先進国の仲間入りをするには、1,200年の肉食の禁(殺生禁断)を破り、日本人の…